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記事内容・製品仕様の確認日:2026年9月1日
R36DBとR36DB(SC)は、集じん方式とフィルターが異なります。通常型は軽さと公称最大吸込仕事率、SCは2段サイクロンによるごみの分離が比較のポイントです。重さや手入れの方法も含めて違いを整理します。
先に結論を言うと、取扱説明書で認められた一般清掃で、軽さと公称最大吸込仕事率を重視するなら通常型のR36DB、2段サイクロンによるゴミの分離とHEPAフィルターを重視するならR36DB(SC)が候補です。
石膏ボード粉への使用について
HiKOKIの取扱説明書では、セメント粉・コンクリート粉など複数の微粉じんを吸わせないよう案内されています。石膏ボード粉は名指しされていませんが、使用可能とも明記されていません。本記事ではメーカー確認が取れるまで、R36DB/R36DB(SC)を石膏ボード粉用として推奨しません。タルク粉の試験結果は捕集構造の参考値であり、吸わせてよい材料を示すものではありません。
この記事の結論
- R36DB:最大155Wで、軽くて吸引力が高い
- R36DB(SC):最大90Wで、2段サイクロンとHEPAフィルターを搭載
- 通常型は1.6kg、SCは1.9kg
- 連続使用時間はどちらも同じ
- 大きめのゴミと最大吸引力重視なら通常型
- 一般ごみの分離と目詰まりを抑える構造を重視するならSC
私は内装現場でR36DB(SC)を約2年間使用していました。
現場の一般ごみやホコリの部分清掃、車内清掃に使っていました。以前は石膏ボード粉を吸ったこともありますが、取扱説明書を再確認して以降、その用途には使用していません。
通常型のR36DBは所有していないため、通常型の性能はHiKOKI公式仕様をもとに比較します。SCについては、実際に現場で使って感じたことも含めて解説します。
本体のみで通常型とSCを比較
どちらも本体のみです。バッテリーと充電器は付属しません。
販売ページによって通常型とSC、本体のみとバッテリーセットが混在しています。購入前に型番と付属品を確認してください。
この記事はこんな人向け
- R36DBとR36DB(SC)の違いが型番だけでは分からない人
- 集じん方式の違いが使い勝手にどう影響するか知りたい人
- 軽さを優先するか、手入れのしやすさを優先するか決めたい人

R36DBとR36DB(SC)の違いを比較
| 比較項目 | R36DB | R36DB(SC) |
|---|---|---|
| 集じん方式 | ダストケース式 | 2段サイクロン式 |
| フィルター | ハイクリーンフィルター | HEPAフィルター |
| 強モード | 155W | 90W |
| 標準モード | 65W | 50W |
| 弱モード | 35W | 25W |
| 集じん容量 | 560mL | 1室400mL・2室100mL |
| 本体寸法 | 476×112×169mm | 521×112×180mm |
| 全長 | 1,008mm | 1,022mm |
| 質量 | 1.6kg | 1.9kg |
| 強モード使用時間 | 約15分 | 約15分 |
| 標準モード使用時間 | 約30分 | 約30分 |
| 弱モード使用時間 | 約60分 | 約60分 |
| 対応バッテリー | マルチボルト | マルチボルト |
| 向いている用途 | 最大吸引力・軽さ重視 | 一般ごみの分離・目詰まり対策 |
通常型のR36DBは最大吸込仕事率が高く、SCより300g軽量です。
一方、R36DB(SC)は2段サイクロンとHEPAフィルターを搭載し、一般ごみを分離してフィルターの目詰まりを抑えやすい構造になっています。
HiKOKI公式サイトでR36DBとR36DB(SC)の仕様を確認する
一番大きな違いは集じん方式
R36DBはダストケース式
通常型のR36DBは、吸い込んだゴミをダストケースへ直接ためる方式です。
ダストケースを左右に2~3回転させると、フィルター表面に付着したゴミを除じんブレードがかき落とします。
構造がSCよりシンプルで、本体が軽く、最大吸込仕事率が高いことがメリットです。
R36DB(SC)は2段サイクロン式
R36DB(SC)は、大きなゴミを大型サイクロン、細かいゴミを10気筒の小型サイクロンで遠心分離します。
サイクロンで分離しきれなかった微粒子は、最後にHEPAフィルターで捕集する構造です。
一般ごみを段階的に分離するため、フィルターへのゴミの集中を抑えたい用途に向いています。
公称最大吸込仕事率は通常型R36DBの方が高い
強モードの吸込仕事率は、通常型R36DBが155W、R36DB(SC)が90Wです。
公称最大吸込仕事率を重視するなら通常型が候補です。実際の吸い取りやすさは、ごみの種類やノズル、フィルターの状態でも変わります。
- R36DB:強155W・標準65W・弱35W
- R36DB(SC):強90W・標準50W・弱25W
大きめのゴミや砂、目に見えるゴミを短時間で強く吸いたい場合は、通常型R36DBが候補になります。
ただし、取扱説明書で禁止されている粉じんや、使用可否を確認できない粉は吸わせないでください。最大吸込仕事率だけで用途を決めないことが大切です。
一般ごみでもフィルターが目詰まりすると吸引力が落ちるため、吸い始めの強さだけでなく分離構造も確認しましょう。
吸引力の持続はR36DB(SC)が有利
HiKOKIがタルク粉20gを使用して行った比較試験では、粉を吸った後の吸引持続率が、サイクロンなしで約30%、2段サイクロン式で約74%とされています。
これはメーカーのタルク粉試験による参考値で、吸わせてよい材料を示すものではありません。実際の結果は、ゴミの種類や量、フィルターの状態で変わります。
一般ごみを分離してフィルターの目詰まりを抑えやすい構造であることが、SCを選ぶ理由になります。
つまり、選び方は次のように考えると分かりやすいです。
- 吸い始めの最大パワー:通常型R36DB
- 一般ごみの分離と吸引力の持続:R36DB(SC)
HEPAフィルターを搭載しているのはSC
R36DB(SC)には高性能なHEPAフィルターが搭載されています。
大きなゴミと細かいゴミを2段サイクロンで分離し、最後に残った微粒子をHEPAフィルターで捕集します。
HiKOKI公式では、タルク粉を使用した試験で約99.5%の捕集性能が案内されています。
ただし、あらゆる粉じんやウイルス、菌の捕集を保証するものではありません。古い建物で正体の分からない粉を、普通のクリーナーで吸わないようにしてください。
通常型は300g軽く、集じん容量も少し大きい
通常型R36DBの質量は1.6kg、SCは1.9kgです。どちらもバッテリー装着時で、ノズルと延長管を除いた数値です。
通常型の方が300g軽いため、軽さや取り回しを最優先する人に向いています。
集じん容量は通常型が560mL、SCは1室400mLと2室100mLです。合計ではSCが500mLとなり、通常型より60mL少なくなります。
大きな差ではありませんが、軽さと容量を重視するなら通常型が有利です。
連続使用時間とバッテリーは同じ
使用するバッテリーと連続使用時間は、R36DBとR36DB(SC)で共通です。
| モード | 連続使用時間 |
|---|---|
| 強 | 約15分 |
| 標準 | 約30分 |
| 弱 | 約60分 |
表の連続使用時間は、メーカーが公表する対応蓄電池使用時の参考値です。使用する電池の型番・容量と公式仕様の測定条件を確認してください。
バッテリーの状態や吸うゴミ、使用環境によって実際の時間は変わります。
私は現場の部分清掃を中心に使っていたため、通常の使い方でバッテリー切れに困ったことはありません。
広い現場を強モードで長時間掃除する場合は、予備バッテリーかタンク型の集じん機を用意した方が安心です。
R36DB(SC)を2年間使った感想
R36DB(SC)を約2年間、内装現場の部分清掃や車内清掃に使っていました。以前は石膏ボード粉にも使いましたが、取扱説明書を再確認して以降、その用途には使っていません。
定期的にゴミを捨てていれば、吸引力が大きく落ちたり、詰まったりしたことはありません。
満杯になるまで使わず、ダストケースの半分くらいまでゴミがたまったら捨てるようにしています。
吸ったホコリや細かいゴミがダストケースの中である程度まとまっていることもあり、ゴミ捨てを面倒に感じていません。
新築マンションの仕上げ後の手直しや店舗改修では、電源を探したり大きな集じん機を運んだりせず、その場ですぐ掃除できる点が便利でした。
重量も、実際に現場で使用していて大きな不満はありません。
通常型R36DBがおすすめな人
- 最大吸引力を重視したい
- 大きめのゴミや砂を強く吸いたい
- できるだけ軽いクリーナーが欲しい
- 集じん容量を少しでも大きくしたい
- 公称最大吸込仕事率と軽さを優先したい
- 構造がシンプルな方がいい
家庭、倉庫、車内などで目に見えるゴミを中心に掃除し、最初の吸引力と軽さを重視するなら通常型が向いています。
R36DB(SC)がおすすめな人
- 一般ごみの分離構造を重視したい
- 吸引力の持続を重視したい
- 2段サイクロン式を選びたい
- HEPAフィルターを重視したい
- 新築や改修工事の部分清掃に使いたい
- 300gの重量差を気にしない
一般清掃で2段サイクロンとHEPAフィルターを重視するなら、SCが候補です。
私が現在選び直すなら、一般ごみの分離構造と手持ちのマルチボルト電池を生かせるためR36DB(SC)を候補にします。
本体のみとバッテリーセットの違い
R36DBとR36DB(SC)には、本体のみとバッテリー・充電器付きがあります。
| 仕様 | 内容 |
|---|---|
| NN・NNG | 本体のみ |
| XPZ・XPGZ | バッテリーと充電器付き |
| NN・XPZ | ペールホワイト |
| NNG・XPGZ | フォレストグリーン |
HiKOKIのマルチボルトバッテリーと対応充電器を持っている人は、本体のみを選ぶと費用を抑えられます。
バッテリーと充電器を持っていない人は、セット品を選びましょう。
本体のみ・セット品の購入先
- 通常型R36DB(NN)本体のみ:Amazon / 楽天市場
- 通常型R36DB(XPZ)セット:Amazon / 楽天市場
- R36DB(SC)(NN)本体のみ:Amazon / 楽天市場
- R36DB(SC)(XPZ)セット:Amazon / 楽天市場
色違いはNNG・XPGZです。購入前に型番末尾と付属品を確認してください。
ほかの機種も比較したい人
次の用途では、作業時間や対応するごみに合わせて別の機種も比較してください。
- 微細な粉じん(石膏ボード粉・セメント粉)を日常的に吸いたい人(対応集じん機を選ぶ)
- 広い床を長時間続けて掃除したい人(連続使用時間とごみ捨ての頻度を確認する)
- HiKOKIのマルチボルト電池を持っておらず、増やす予定もない人
よくある質問
R36DB(SC)は通常型より吸引力が弱いですか?
公称最大吸込仕事率は通常型が155W、SCが90Wです。ただし、実際のごみの吸い取りやすさまで、この数字だけで決まるわけではありません。
ただし、SCは一般ごみをサイクロンで分離し、フィルターの目詰まりを抑えやすい構造です。最大値だけでなく、取扱説明書で認められた用途に合わせて選びましょう。
石膏ボード粉にはどちらがおすすめですか?
現時点では、どちらも石膏ボード粉用としておすすめしません。取扱説明書は石膏ボード粉を名指ししていませんが、使用可能とも明記していないため、メーカー確認が取れるまでは対応を明記した機種を選んでください。
サイクロン式ならフィルター掃除は不要ですか?
不要にはなりません。サイクロンでゴミを分離しても、細かな粉の一部はフィルターへ到達します。
取扱説明書に従って、HEPAフィルターやスポンジフィルターを定期的に清掃・交換してください。
バッテリーは共通ですか?
どちらもHiKOKIの対応するマルチボルトバッテリーを使用します。従来のすべてのバッテリーが使えるわけではないため、メーカーの互換一覧を確認してください。
白と緑で性能は違いますか?
ペールホワイトとフォレストグリーンで基本性能は変わりません。型番末尾と付属するバッテリー・充電器の有無を確認してください。
使わなくなった工具を売る予定がある場合は、使わない電動工具、高く売るコツで査定前の確認事項を紹介しています。
まとめ|軽さなら通常型、分離構造ならSC
R36DBとR36DB(SC)の違いは、最大吸込仕事率だけではありません。
- R36DB:最大155W・1.6kg・集じん容量560mL
- R36DB(SC):最大90W・1.9kg・2段サイクロン+HEPA
- 最初のパワーと軽さなら通常型
- 一般ごみの分離と吸引力の持続ならSC
- 連続使用時間と対応バッテリーは同じ
私はR36DB(SC)を約2年間、内装現場や車内の清掃に使用した経験があります。
定期的にゴミを捨てながら使用しており、吸引力の低下や詰まりを大きく感じたことはありません。
公称最大吸込仕事率と軽さを重視する人は通常型、一般ごみの分離構造を重視する人はSCという選び方が分かりやすいでしょう。
本体のみで通常型とSCを比較
どちらも本体のみです。バッテリーと充電器は付属しません。
集じん丸のこ本体の選び方(粉じん・連動・システム全体の価格)は、集じん丸のこの選び方|失敗しない3つの基準にまとめています。
公称最大吸込仕事率と軽さ、ごみの分離構造、手入れの方法のうち、何を重視するかで候補を絞れます。最後に手持ち電池の対応とセットの付属品を確認しましょう。

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