100kmウォークで一番想像しにくいのが、夜中の眠気だと思う。足の痛みは「痛いんだろうな」と想像できるが、「歩きながら寝そうになる」は経験しないと分からない。東京エクストリームウォーク100を2回完歩して(25時間24分、25時間20分)、夜中の2〜4時ごろが一番眠かった。気合いだけで乗り切るのは難しかった。私はトメルミン(眠気防止薬)も使ったが、薬で眠気が軽くなったと感じても、安全に歩けるとは限らない。この記事では私の体験と、休憩や薬の使用で気をつけたい点を分けて書く。
この記事はこんな人向け
・100kmウォークに初めて出るので、夜中の眠気がどれくらいのものか知っておきたい人
・眠気覚ましを持っていくべきか、何を持っていくか迷っている人
・前回、夜中に眠くて歩みが止まった人

結論:強い眠気を感じたら、安全な場所で休む判断を優先する
①私の場合、深夜2〜4時ごろに強い眠気を感じた。眠くなる時間や程度には個人差がある
②意識が遠のく、足元がふらつくときは歩行を止め、安全な場所で休む。必要に応じて大会スタッフに相談し、続行を見直す
③眠気が出る地点はスタート時刻やペースによって変わる。距離だけで判断せず、そのときの体調を確認する
④眠気防止薬は睡眠や休憩の代わりにはならない。使用する場合は添付文書を確認し、持病や服薬状況に不安があれば薬剤師などに相談する

私が使った薬と、購入前に確認したいこと
トメルミンは第3類医薬品です。以下のリンクは併用を勧めるものではありません。カフェイン入りのガムや飲料、他の薬を組み合わせる前に、成分と使用上の注意を確認してください。
眠気はいつ、どんなふうに来るか
東京エクストリームウォーク100はスタートが日中で、そのまま夜通し歩いて、翌日にゴールする。つまり、普段なら寝ている時間を丸ごと歩いて過ごすことになる。眠気が本格的に来るのは、私の場合は深夜2時〜4時ごろ。眠気が出た時刻と距離は分けて考えたい。同じ深夜でも、出発時刻や歩くペースによって通過地点は変わる。
どんな眠気かというと、「眠いなあ」ではなく、歩きながら意識が飛びそうになる感じだ。目は開いているのに頭が働かない。この状態で歩道の段差や車道の脇を歩くのは、正直危ない。
私は座るとそのまま寝てしまいそうで、休むことをためらった。ただ、意識が遠のく状態で歩き続けるのは危ない。休憩できる場所や大会のサポートを事前に確認し、必要なときに止まれるようにしておきたい。

私が試したものと、そのときの実感
2回の参加で私が感じたこと
トメルミン——私が持参して使った眠気防止薬。眠気が軽くなったと感じたが、これは個人の使用感で、安全な歩行や完歩を保証するものではない
チョコ・羊羹——補給したときに気分転換になった。眠気を取り除くためのものではない
冷たい水で顔を拭く——一時的にすっきりしたが、眠気はなくならなかった
気合いだけで歩き続ける——私には難しかった。無理に続けず、休む判断が必要だと感じた
夜中は近くに店や休憩場所があるとは限らない。薬を用意するかどうかだけでなく、どこで休めるか、続行が難しいときに誰へ連絡するかも、参加前に確認しておきたい。

眠気覚ましの選び方と使い方
眠気対策として売られている製品には、医薬品の錠剤や、食品に分類される飲料・ガムなどがある。成分やカフェイン量、使用上の注意は製品ごとに異なるので、同じものとして選ばないようにしたい。
・錠剤——私が使ったトメルミンは、水なしで服用できるタイプ。使用する場合も安全な場所で立ち止まり、添付文書に従う
・ドリンク——携帯しやすさや容量は製品によって違う。カフェイン量を確認し、薬との重複摂取に注意する
・ガム——カフェインを含む製品と含まない製品がある。眠気防止薬と一緒に使うことを前提に選ばない
・カフェインタブレット・コーヒー——製品ごとのカフェイン量と、他に摂る薬・飲料を確認する。トメルミンはコーヒーやお茶などとの同時服用を避けるよう案内されている
服用時刻を一律に決めたり、効果を待ちながら無理に歩いたりしないことが大切だ。薬を使う場合の用法・用量は製品の添付文書で確認し、強い眠気があるときはまず安全な場所で休もう。
トメルミンには、服用してはいけない症状・病気や、併用を避ける薬・飲料がある。自己判断で複数の眠気対策製品を重ねず、メーカーの使用上の注意を確認してほしい。持病がある人や他の薬を使っている人は、服用前に医師・薬剤師などへ相談を。
眠気覚まし以外でできること
・スタート前日にしっかり寝る——寝不足でスタートすると、眠気は早く来る
・休憩場所を先に確認する——大会で休める場所や利用ルールを確認し、防寒具も用意する
・意識が遠のく・ふらつくときは止まる——安全な場所で休み、大会スタッフに相談する。状態が戻らなければ続行を見直す
・眠気のピークに補給食を合わせる——甘いもの(チョコ・羊羹)を、夜中の分として取っておく。補給食の記事で書いた通り、少しずつ食べ続けることが基本
夜勤に慣れている人も、当日の体調で判断する
徹夜の経験があっても、長距離を歩いているときに同じように過ごせるとは限らない。薬を使えない人も含め、まず睡眠と休憩の計画を立て、当日の状態に合わせて予定を変えよう。
薬・ガム・補給品を選ぶ際の確認事項
・トメルミン(眠気覚まし錠剤)(私が持っていったもの。水なしで飲める)
・眠気覚ましガム(カフェインの有無を確認。薬との併用は自己判断しない)
・冷却スプレー(バンテリン)(使用目的・使用部位は製品表示を確認。眠気対策としては勧めません)
・一口羊羹(夜中の甘いもの用に取っておく)
眠気防止薬は睡眠や休憩の代わりにはなりません。使用の可否と用法・用量を確認し、不安がある場合は医師・薬剤師などに相談してください。
よくある質問
Q. 眠気覚ましを飲むと、ゴール後に寝られなくなりませんか?
A. 私は帰宅後に眠れたが、同じようになるとは限らない。トメルミンの使用上の注意には不眠も記載されている。服用するか迷う場合は薬剤師などに確認してほしい。
Q. 眠気覚ましなしで完歩した人もいますよね?
A. 薬を使わずに完歩する人もいる。私が使った経験だけを理由に、全員へ持参や服用を勧めることはできない。睡眠・休憩と、当日の体調を優先して考えたい。
Q. 夜中に少し仮眠した方がいいですか?
A. 強い眠気があるときは、安全な場所で休むことを優先したい。休憩・仮眠場所は大会のルールに従い、再開できる状態か確認する。時間に間に合わせるために無理をせず、必要ならスタッフに相談して続行を見直そう。
これから初めて出る人は、東京エクストリームウォーク100は初心者でも完歩できる?にコース全体のきつい区間と準備5つをまとめています。
靴下を途中で替えるタイミングと替えの枚数は、100kmウォークの靴下はいつ替える?に、1回目と2回目の違いをまとめています。
私が50km付近で感じた足の付け根・ふくらはぎの痛みと、使った物の注意点は、100kmウォークの痛み対策にまとめています。
何時間かかるのか、チェックポイントごとの目安時刻と関門は、100kmウォークは何時間かかる?に、25時間20分で完歩した実際のタイムラインをまとめています。
まとめ
私は深夜2〜4時ごろに強い眠気を感じたが、眠くなる時間や程度は人によって違う。大切なのは、薬や気合いで歩き続けようとせず、安全に休める場所と連絡先を先に確認しておくこと。意識が遠のく、ふらつくときは止まり、体調に合わせて続行を判断しよう。
本記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を含みます。眠気覚まし(カフェイン製剤)の使用は、用法・用量を守り、体質・持病・服薬状況によっては使用を避けてください。不安がある場合は薬剤師・医師に相談してください。紹介する内容は筆者個人の完歩経験にもとづくものです。
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